2024年3月議会 討論原稿 (反対討論)リトアニア派遣

2024年3月23日

日程第7の議員の派遣について 反対の立場から討論いたします。 まず第一に前提として、友好都市リトアニアとの親善については賛成でございます。ただその支出方法やタイミング、内容ついて反対がありますので、理由として4点上げます。

その①派遣にかかる予算額は約400万円であり、行くのであれば市民の税金のみで行くのではなく、議員からも旅費について実費を出すべきだと考えます。

本市が行なっているローレンス市の青年国際交流事業は両市における相互理解と国際親善を目的とし平塚市の子供をローレンスに派遣する事業であるが、それでも親御さんが13万〜17万円出しています。平塚市議会議員の年報酬は約800万円であり、一般的に見てたくさん給与をいただいている部類に入るかと思いますので、お金がないわけではないと考えます。

また平塚市議会議員に年額60万円支給されている政務活動費も規定によれば海外視察については最大24万円使うことができます。 そういった理由から政務活動費を使い一部支出できればよかったかと思いますが、目的が親善であり、調査にも当たらないということから旅費について政務活動費から出すこともできず、派遣費用について全額税金から支出するということに疑問を感じます。

その②災害レベルの物価高騰が起きていると2024年3月議会で部長さんもおっしゃっておりました。タイミング的に渡航は今ではないと考えます。令和6年5月7日(火)から5月11日(土)までが派遣の日となっておりますが、平塚市議会の議長が市長と共に2023年11月に訪れており、今後も姉妹都市ローレンスのように長く付き合っていくのだから今行く必要はないと考えます。

その③今回の予算を妊産婦(にんさんぷ)の方へタクシー券として配るなり、平塚市のシティプロモーションに当てるなり、別の市民サービスに当てた方が市民のためになるのではないかと思いました。また仮に行くにしても人生経験豊富な議員が行くのではなく、感受性の高い子どもが無償で行く方が良いのではないかと思います。

その④会議のされ方について、今回の派遣に関し議会活性化委員会で検討されました。議会活性化委員会は委員会の特性上、議事録が残らない上、市民の傍聴が不可能であるため、どういった経緯でこの議会費が計上されたかを市民の方が確認できないため不透明な派遣であると考えます。

最後にしらさぎ無所属クラブからもリトアニアに1人行ける枠がありますが、会派としても反対のため派遣不参加とさせていただきます。 以上の大きく4点から日程第七の議員の派遣について反対いたします。 

(賛成多数で可決となりました)