元島しん 2024年12月議会 一般質問 原稿全文

2024年12月7日

2024-12月定例会 総括質問 元島新

同僚議員と重なる部分もございますが発言通告に従い質問して参ります。

1  平塚駅周辺の将来像   

平塚市では、平塚駅周辺地区の将来のあるべき姿を共有し、民間の投資意欲を高め、敷地の共同化を推進し、持続可能なまちづくりを実現するため、令和6年度末までに、「平塚駅周辺地区将来構想」を策定し令和6年8月には、平塚駅周辺地区の将来像とその実現に向けた方策をまとめた将来構想の素案を作成し、11月に更新しました。平塚駅は平塚に訪れる方のほとんどが一番初めに足を踏み入れる場所となるため、周囲からの見られ方はもちろん平塚市唯一の駅として市民のための駅周辺になることを願い質問します。

(1 )まちづくりのコンセプト「みんなのリビングに」 

にぎわい、ときめき、といった言葉が使われているが、具体的に何なのかお伺いします。

素案には「みんなのリビング」というワードがよく見かけられました。

リビングはいわゆる居間や茶の間のことであり、家族みんなで会話をしたり、テレビを見ながらくつろいだりするような、家の中心となるスペースです。

今回都市整備課に聞き取りを行うなかでリビングに市民の流動性を持たせるとお聞きしたが、今回のリビングの方向性を伺います。

(2)仮称平塚駅周辺地区アクションプラン

駅前の発展によってどのくらい人口増を見込んでいるのか、また目標とする乗降客数の増加数などはあるか。

平塚駅前を住居付きのビルにした場合、建物所有者が分散するため、新たに商業ビルを作ることは難しくなる。昔から代名詞のように言われていた商都平塚としての再建が不可逆的となる可能性があるが、平塚市としての見解を伺います。

地の利もあり、自転車利用者が平塚市は神奈川県他市と比べて多い。平塚駅前に地下駐輪場のような大きな駐輪場があればよりリビングに集いやすくなるかと思うが、いかがかお伺いします。

2 平塚市民の市民活動の拠点について

令和8年3月末より勤労会館、青少年会館は閉館、令和8年10月1日より中央公民館が休館、令和8年6月より令和10年2月まで中央図書館は改修工事のため休館となります。平塚市民の市民活動や社会教育、自習スペースなど大事な拠点となる勤労会館、青少年会館、中央公民館、中央図書館が休館や改装などしている間の代替案はあるか伺います。

平塚市はさまざまな社会教育施設として、市民活動が活発的です。活動場所が減ってしまっては将来的に地域や人付き合いのつながりも減り、フレイルの社会的要素からも健康寿命を縮めることとなるかと存じます。

休館や閉館により様々な影響があると考えるが、見解を伺います。

3 利用者に寄り添った産後ケアの拡充

日本では、産後1ヶ月は外出をすることも少なく、約6割の方が実家で過ごしているといわれています。昔から「床上げ」まではゆっくりと過ごす、産後は養生することが推奨されていますので、実家でサポートを受けていることは十分に考えられるものの、それでもなお心配や手助けを求める人が少なくないというのが現状です。つまり、産後1ヶ月という一番心配で不安な時期にサポートを受けるためには、妊娠中から準備をする必要があります。

産後ママをサポートするためには、妊娠中からの関係作りも必要になってくると考えます。東京都三鷹市では妊婦全数面接を行っており、その面接の際に産後ケア事業が案内され、利用する場合には市に事前に登録します。登録された場合は随時産後ケア事業所へ連絡される仕組みとなっており、面接によって三鷹市では把握したハイリスク妊婦について情報共有しております。

以上から3点お伺いします。

現在の平塚市の産後ケア事業の案内について伺います。

また三鷹市のような産前からのサポートをやることでどういう効果があると認識しているかお伺いします。

現在平塚市の産後ケア利用のキャパシティについて空きはあるのか、また利用者数についてお伺いします。

産後ケア事業の国の補助金の使用についてお話させていただきます。

産後ケア事業の金額が例えば、鎌倉市、逗子市では1日あたり6,000円、1泊2日で利用しても12,000円。寒川町、茅ヶ崎市では1日当たりが2,500円で、1泊2日で利用しても5,000円です。一方平塚市の場合は9000円。1泊2日すると1万8000円になるかと思います。平塚市は少し高いなというところを感じますが、こちらの産後ケア事業については、国の補助金が令和5年から始まりまして、1回当たり2500円の補助が所得制限なしで誰でも使える補助金です。

この補助金の導入については2024年9月の決算特別委員会で、「受け皿」である助産院などの事業の担い手に限りがあるからといった理由からやめているという判断だとお聞きしましたが、助産院などの産後ケア事業の担い手を増やすことが必要です。

そのために、市と助産院など担い手となる事業者との契約額の見直し(引き上げ)も重要です。それをやらないで、利用者が増えすぎると困るからといった理由から国の補助金制度をつかわないのは、本末転倒です。法律の趣旨に即して、だれもがつかいやすいように、少なくとも国の補助制度は活用するべきだと考えますが、いかがお考えになりますか。

4 保育士が保育に専念できる公立認定こども園・公立保育園の職場改善

この質問をするにあたって平塚市の公立認定こども園に聞き取りを行いました。

現状、平塚市立のこども園また保育園にはWi-Fiが無く、パケットを使った運用がなされています。建物自体の問題にはなってきますが、通信状況が悪い箇所も存在し、例えばお子さんの活動や睡眠時間を記録するコドモンというアプリを使ったときでも原因不明の読込中の待ち時間が発生し、スムーズに業務が行えていないという現状がありました。せっかく市からタブレットを園に支給していても、十分に使いこなせる環境が整っていないと感じました。

上記の現状から保育園、こども園のWi-Fi設置について設置予定があるか伺います。

またパケットの月額料金よりWi-Fiとルーターを各所にセッティングしたほうがイニシャルコストはかかったとしても結果的にランニングコストは安く済むのではないと思いますが、そういった試算はすでに行っていれば伺います。

事務作業に関して、現在、事務員さんなしでの運営となっているため、保育士が保育に専念できる環境作りになっていないと感じました。事務員を配置する予定はあるかお伺いします。

現状一例としては、保護者の方が延長保育料を納める日に忘れてしまった。

延長保育料は現状現金でその月の利用分を一括で園で直接徴収となっています。

直接徴収ではなく、一括引き落としできればいいですが、例えばこちらも保護者が支払い忘れてしまった100円の金額があったとしたら、その100円のために銀行まで直接行って、保育に携わるはずの者が振込を行うということもあるとのことでした。現金を園においておくことの危険性への対策と取れますが、時代にそぐわない不便さは臨機応変に対応していく必要があると感じたため質問いたします。

延長保育料は現金直接徴収をやめて一括引き落としする予定はあるか。

集金作業について先生がやる必要があるのか。

また支払いの遅れがあった場合、市役所の保育課から保護者に連絡するのでは駄目か伺います。

現場の先生によると支払いについて催促するのは気が引ける部分があり、実際にお金のやり取りというのは凄くナイーブであると私も思いました。

仲の良い友達にお金を貸して、結果うまく返済が行われず関係が悪くなるという話は生きていくなかで誰もが経験しうることではありますが、それに近いものがあります。先生と保護者は友達ではありませんが、現場ではそういった感情に近い人間関係が存在し、催促は子どもの保育とはかけ離れた業務だと思いました。

また、先生の給食費についても現状現金徴収となっているが、引き落としなどするよう進める動きはあるか伺います。

5 平塚市の未来を担うSNS運用

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2024年1月に携帯電話(スマートフォン・フィーチャーフォン)の所有動向について調査を実施しました。

2024年1月の調査によると、日本国内で携帯電話の所有者のうちスマートフォン比率が97%となりました。スマートフォン比率は70代のシニア層においても9割を超えおり、またシニアでもスマートフォン未所有は1割未満でした。

また別のアンケート調査ではスマホの平均利用時間は平日3時間超、休日4時間超となっており、スマホの利用用途として多いのがSNS、Web検索、動画視聴です。

平塚市は様々な制度や取り組みがあります。毎度議会でも制度の話のあとに大半が、「周知方法を伺います」という質問が入ってきており、それに対し、HPやSNSでといった回答がスタンダードになっているが、このSNS運用がしっかりできていないと平塚市は様々ないい制度や取り組みを市民の方に伝えられずせっかく汗水垂らして制度を新設しても利用者がいない、という職員さんの無駄な骨折りになってしまっては非常にもったいないと感じます。

以上のことからさらなる発信活動の強化に向けて質問いたします。

平塚市のSNSはどのようなガイドラインで運用しているのか 

平塚市の防災ひらつかの運用についてはどのような運用を行ってるのか?

平塚市のSNSはどういった数値的目標、目的をもって運用しているか

平塚市のSNSは今何個あるか

YouTubeショート、リール、TikTokの運用についてどう考えているか。

パブリックコメント手続を通じた意見募集のページにどこから来たかアンケートをつけて意見数を指標とするのがいいのではないか

記者会見はYouTubeで発信したほうがいいのではないか

広告はどういった方針で運用しているのか。ちゃんと狙ったターゲット層にマッチして、費用を使えているのか。またその管理運用は誰が行ってるのか。委託するにしても最低担当課にわかる人がいる必要があると考えます。

湘南ひらつか織姫にもっと役を立ててSNS発信などに協力してもらうのはどうか

イメージダウンを避ける炎上対策・燃えないSNS運用について

せっかくSNSを頑張っても、思わぬ方向で炎上することがある。コンプライアンス意識の問題でもあるが、炎上が起こると場合によっては、平塚市の評価が急落するのはもちろんだが、未来の広報者が発信に対して萎縮してしまうおそれもあるが、現在はどういった対策がなされているか。

以上

2月の末に議会の議事録が出るまでは上記で映像をご覧いただけます。↓

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