2024年12月定例会 討論原稿(反対討論)ペットの処理費用と盛土規制法

2024年12月20日

議案88号平塚市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の1部を改正する条例と議案第92号、平塚市埋め立て等の規制に関する条例を廃止する条例について反対の討論をいたします。

反対の理由をそれぞれ申し上げます。 最初に議案第88号について反対の理由を申し上げます。 本条例内のペットの処理費用について、現状、本市では引き取りの場合は12000円(13,000円になります)、処理場に持込みの場合は7000円(7,500円になります)となっています。 一方で厚木市では戸別収集7,000円、持込みの場合も7,000円です。 茅ヶ崎では引き取りの場合は7,150円、持ち込みの場合は4,830円です。

また、小田原市では引き取りの場合は3,400円、持込みの場合は1,700円です。 本市は元々の金額が高いにも関わらず、ここからさらに値上げとなると市民の皆さんの負担は増える一方です。 つきましては、この条例改正に反対いたします。

次に、議案第92号について反対の理由を申し上げます。 まず「埋立て等の規制に関する条例を廃止する条例」とは、特定の地域や自治体において、以前に制定されていた埋立てや盛土に関する規制を無効にする新たな条例です。日本では「盛土規制法」が令和5年(2023年)5月26日から施行され、これに関連して地方自治体で既存の規制条例を見直す動きがありました。この背景には28人が亡くなった静岡県熱海市での土石流災害があり、全国的に盛土や埋立ての規制が強化されこの規制法がうまれました。

このような廃止条例の目的は、規制の重複や混乱を避けること、または新たな規制法に適応するための統一的な基準を設けることかと存じます。しかし廃止条例が施行されると、平塚市の盛り土切土へ自治体として干渉することは難しくなり、市民からの要望があった際、対応する権限さえも無くなります。

県内で一番早い条例の廃止となりますが、私はもう少しこの廃止について近隣の状況を鑑みて、市民に寄り添ったサービスを継続すべきと考えますので今回の廃止について反対いたします。 以上、反対の討論といたします。

(賛成多数で可決となりました)