こんにちは、元島しんです。今回の一般質問では、公共施設の空きスペース活用から、産後パパ育休、学校給食の米不足問題、湘南海岸公園のテナント選定、七夕まつりまで、5つのテーマを取り上げました。答弁の内容も含めてレポートします。
もくじ
1.公共施設の空きスペースを子どもの学習の場に
青少年会館の閉館や中央公民館の一時休館で、家庭以外で安心して学べる場所が減っています。市が試行している「(仮)子どもたちの学習応援事業」の実態と、議場・市役所食堂の活用可能性を尋ねました。
- 公民館会議室の使用率:地区公民館25館の調査(昨年6月・9月・12月)で平均使用率は25%、残り75%は利用可能な状況。使用率が高いのは崇善・旭南・花水、少ないのは城島・金目・豊田。
- 学習応援事業の実施状況:令和7年2月〜3月に花水・八幡・なでしこ・南原の4館で試行。開放日は館ごとに異なり、4館合計で参加者14人。対象は小学生〜高校生。この4館の会議室平均使用率は花水32%、なでしこ36%、八幡25%、南原14%。
- 今後の展開:7〜8月に実施可能な館での試行を予定し、結果を検証。他の公共施設への展開は課題を整理しながら検討。
- 議場・市役所食堂の開放:議場の活用は市議会での検討事項。食堂は衛生管理・設備管理・セキュリティの観点から自習室としての開放は難しいとの回答。
再質問では、夏休み期間(7月19日〜8月31日)に11館へ拡大予定であることが判明。ただし開放日程はこれから調整とのこと。空きスペースの柔軟な活用(和室なども含め、空いていればどこでも使う館とスペースを固定する館の違い)や、子どもだけで過ごすことへの安全対策(職員の定期巡回)についても確認しました。全国学力・学習状況調査で平塚市の小学生の家庭学習時間が全国平均より短い傾向にあることも指摘し、食堂利用を重ねて求めましたが、「仕込みや片付けの時間があり、衛生・設備管理の観点からも自習室開放は難しい」との回答でした。
2.産後パパ育休、市職員の取得率と交付金の実績
- 市職員の育休取得状況:令和5年度の産前産後休暇取得者57人、育児休業取得者95人。男性職員の育児休業取得率は令和3年度9.4%→令和4年度26.4%→令和5年度61.9%と大きく伸びています。
- 産後パパ育休取得応援交付金(令和6年度開始):申請件数319件、交付件数311件。制度利用者の育休取得率は目標を4ポイント上回る24%。母親父親教室の参加者は制度導入前から208人増の686人となり、育児参加の意識向上につながったとの評価。
再質問では、出生数が多い7〜9月に教室の枠を増やす対応(現状は第2希望でおおむね受講可能、状況を見て臨機応変に対応)、定員が埋まっている場合のウェブ講座受講(体調不良の妊婦や第2子以降の方向けに既に運用中)を確認。交付金10万円について、より手厚い支援や別枠の施策展開を求めましたが、「こども政策フレームとして切れ目のない総合力で子育て支援を進める」との回答。周知強化のためのポスター掲示(保健センターや公民館、ひらしん平塚文化芸術ホールなど)についても、「ネウボラでの全員面接で周知済みだが、必要に応じて目につく場所への掲示も検討する」との答弁でした。
3.米不足、平塚市の学校給食への影響は
- 給食への影響:神奈川県学校給食会に確認したところ、今年度必要な米は県下市町村分も含め全て確保済み。物価高騰分は公費補助しており、今年度の給食費値上げは考えていない。来年度以降は国の予算動向を注視。
- 調達ルート:平塚産を含む神奈川県産米を主に使用しているが、納入元の状況により現在は令和6年度産の他県産米も使用。神奈川県学校給食会が調達した玄米を委託工場で精米し納入、契約は月ごとの随意契約。
- 米不足の原因認識:異常気象、病害虫被害、農業者の高齢化・担い手不足などを要因と認識。
- 農業支援策:資機材導入支援やスマート農業推進のほか、今年度からスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)駆除の補助制度を新設。
再質問では、米飯給食が週4回(国基準と同水準)であること、平塚生まれの品種「はるみ」は新米時期を中心に使用していること、海外米やブレンド米の導入予定はないこと(学校給食会が外国産を扱う予定がないため)を確認。市内農家との直接契約による年1回程度の提供については、「品質検査や流通・価格の課題が整理されれば可能性はなくはない」との回答。独自の給食費補助や無償化については、「国の予算・物価動向を注視しながら検討」「子育て支援策の一つとして検討すべき課題」との答弁にとどまりました。なお、ナガエツルノゲイトウ対策補助金についての質問は、発言通告外として議長より制止がありました。
4.湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン、テナントは決まるのか
今年10月開所予定の湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーンについて、テナント選定の透明性を確認しました。
- 認定公募設置等計画との整合性:認定計画提出者(積水ハウス共同運営事業体)が交渉を進めており、計画に基づきテナントが選定されるとの認識。
- 家賃等の情報公開:賃料情報が民間ウェブサイトに掲載されていることは把握しているが、条件設定は認定計画提出者が独自に行うものであり、市が適正性を判断するものではないとの認識。
- 開業スケジュール:テナントは交渉中としつつ、10月開園に変更はないとの回答。
再質問では、無関係の不動産会社が複数テナント募集を行っている状況の法的根拠を尋ねましたが、「認定計画提出者が募集・選定を行うもの」との回答。市が事業者と共に募集に協力する可能性は認めたものの、テナントが埋まらないまま開園する可能性や、開園延期の想定については「事業者が交渉中」「開園に間に合うよう取り組む」との回答に終始しました。
さらに、計画概要にある「平塚の海の幸・山の幸を扱うマルシェ棟(イートインコーナー併設)」という規定と、実際の募集要項(風営法以外は業種の制約が見当たらない点)との整合性を確認しましたが、「計画に基づいたテナントが選定される」との答弁。また、募集要項記載の営業時間(8時〜22時)と計画概要記載の時間(10時〜19時)の相違については、「把握していないため回答を控える」との回答でした。
5.湘南ひらつか七夕まつり、露店100店舗超の背景
コロナ禍を経て6年ぶりに路上での露店出店が復活し、規模も拡大傾向にあります。
- 露店増加の背景:来場者・関係者から路上出店を望む声が多く、実行委員会が警察等と協議の上、6年ぶりに約100店舗の路上出店を決定。今後の展開は今年の状況を踏まえて検討。
- ごみ対策:出店者への自主回収の周知、クリーンボックスの設置、清掃員の増強を予定。
- 織り姫の活動:手当は執務時間に応じて5000円〜1万2000円。SNS発信は年間1人4回を目標に実施中で、選定時にSNS発信力も加味。彦星の選定は今後、実行委員会での協議事項。
- 外国人来訪者対応:訪日客数は把握困難だが来訪は認識しており、インバウンド対応は他市事例を参考に検討中。
再質問では、露店エリアの地下道・フェスタロードへの拡大は今年の状況を踏まえて検討するとし、ごみ箱は昨年比で約30個増設予定であることを確認。ごみ箱への英語表記や英語パンフレットの作成については、「開催が3日間のみのため費用対効果を見て判断」「過去に取り組んだが効果が薄く見直している」との回答。ホームページの多言語対応は既に機能があり、翻訳アプリの活用も見込めるとの認識が示されました。
まとめ
公共施設の空きスペース活用や産後パパ育休は着実に実績が積み上がっている一方、龍城ケ丘のテナント選定は募集要項と計画概要の間に食い違いが見つかるなど、透明性の面で引き続き注視が必要だと感じました。学校給食の米不足は現時点で大きな影響はないものの、平塚産米の活用や無償化は今後の検討課題です。引き続き進捗を追いかけていきます。
