2026年8月15日(土)、ひらしん平塚文化芸術ホールで「平塚まちづくりサロン」を開催しました。

このサロンは、一方的に私から市政報告をするだけではなく、参加者の皆さんと「これからの平塚をどうしていきたいか」を気軽に話し合う場として企画したものです。
今回は、以前からYouTubeをご覧いただいている方、平塚で長く暮らしている方、最近平塚に引っ越してきた方、地域活性化に携わってきた方、さらに市外で地域メディアを運営している方など、さまざまな立場の方にご参加いただきました。
最初に自己紹介をしていただきましたが、その中でも「以前住んでいた時には気づかなかった平塚の良さが、離れて戻ってきたことで見えるようになった」「子育てや教育環境を理由に東京へ戻ってしまう人もいる。もっと平塚を選んでもらえる街にしたい」「昔と比べて駅前や商店街が少し寂しくなったと感じる」といった声がありました。
平塚をもっと良くしたいという思いを持った方がこれだけ集まってくださったこと自体、非常にうれしく感じました。

もくじ
まずは6月議会の活動を報告
前半では、私から最近の市政・議会活動について報告しました。
6月議会で取り上げた「まちづくり条例の見直し」では、平塚駅周辺のワンルームマンションなどに設ける駐車場の基準変更について説明しました。
駅前の土地利用や今後の再開発との整合性も考えながら、駐車場ばかりが増えることにならないかという視点から質問しています。
また、遺体を衛生的に保存する「エンバーミング」を行う施設について、新設時の住民説明や安全管理についても取り上げました。
そのほか、ひらつかシーテラスについては、津波避難施設としての機能、夜間の明るさ、駐車料金、SNSを使った情報発信など、開業後に見えてきた課題について報告しました。
子育て分野では、多子世帯の保育料軽減における年齢制限の撤廃や、学校で必要になる教材費の負担軽減などについても紹介しました。
私から報告した後は、参加者の皆さんからその場で質問もいただき、通常の市政報告会よりも双方向のやり取りが多い時間になりました。

皆さんが感じている「平塚の課題」を出してもらいました
後半は、参加者の皆さんに、
- もっと良くしてほしいこと
- 普段困っていること
- 平塚にこんなものがあったらいい
という視点から、それぞれ意見を書いていただきました。

特に多かったテーマの一つが交通です。
「バスの本数が減って困っている」「1時間に1本しかない時間帯がある」「市民病院へ行く交通手段をもっと充実させてほしい」「バス停に日よけや雨よけがほしい」といった声がありました。
神奈中バスだけに頼るのではなく、オンデマンド交通や自動運転など、新しい交通手段を組み合わせていくことも今後重要だと思います。
道路については、湘南新道をはじめ、平塚は東西方向の移動がしづらいという意見もありました。
鉄道が東海道線一本という平塚だからこそ、今後の公共交通や道路網をどう作っていくかは、改めて深掘りしたいテーマです。
「平塚愛」をどう育てるか
今回印象に残ったテーマの一つが、平塚への愛着や誇りをどう育てていくかという話でした。
「平塚が嫌いというわけではないけれど、地元への愛着が強い人がそれほど多くないのではないか」という意見から、七夕まつりの歴史や戦後復興とのつながりを子どもたちにもっと伝えてはどうかという話になりました。
ただイベントを開催するだけではなく、「なぜこのお祭りが平塚で始まったのか」という物語まで知ってもらうことで、地域への誇りにつながるのではないかと思います。
ポイ捨てなど街の美化についても意見がありました。こうした問題も、地域への愛着と無関係ではないかもしれません。
子どもの教育環境をもっと充実させたい
教育についても多くの意見が出ました。
特に興味深かったのが、東海大学をはじめ、平塚周辺にある大学や企業の研究機関と子どもたちをもっとつなげてはどうかという提案です。
大学生や研究者が子どもたちに科学や研究の面白さを伝える機会を増やしたり、企業の研究所を活用したりすることで、街全体に学ぶ雰囲気を作っていく。
「教育レベルを上げる」というと学校だけの話になりがちですが、街全体で子どもたちの好奇心を育てていくという考え方は、とても参考になりました。
子育て環境や教育環境が良くなれば、東京などから平塚へ移住してきた子育て世帯が、そのまま平塚に住み続ける理由にもなります。
商店街と駅前再開発について
駅前や商店街についても、かなり議論が盛り上がりました。
空きテナントが増えていることに対して、市の既存の支援制度をもっと使いやすくできないか、現在は対象が限定されている空き店舗対策を2階などにも広げられないか、といった意見がありました。
駅前再開発については、ペデストリアンデッキを整備する構想についても意見交換しました。
駅前の見た目や歩行者動線が良くなる可能性がある一方で、デッキ上だけで人の流れが完結すると、既存の商店街へ人が流れなくなる可能性もあります。
「新しいものを造ること」だけを目的にするのではなく、今ある紅谷パールロードなどの商店街をどう生かすかという視点も必要だと感じました。
とても面白かった「ウェルネスループ構想」
今回、特に面白かった提案が平塚駅前のアーケードを健康づくりに活用する「ウェルネスループ構想」です。
参加者の方から、「人が少なくなったアーケードを見て、むしろ宝物だと思った」という話がありました。
駅前のアーケードは、雨の日でも暑い日でも歩きやすく、パールロードなどをつなげるとまとまった距離を歩くことができます。
そこに、歩いた距離の表示、健康に関する店舗やサービス、運動イベント、健康ポイント、医療機関、東海大学などとの連携を組み合わせる。
さらに見附台公園や、将来的にはシーテラスなどまでつないでいくことで、「自然と歩きたくなる街」を作れないかというアイデアです。
健康になってもらうために「運動してください」と呼びかけるだけではなく、歩きたくなる環境そのものを街につくるという考え方です。
健康寿命の延伸だけでなく、商店街への人の流れや、高齢者の外出、地域交流、医療費の抑制などにもつながる可能性があります。
これは私自身も非常に興味を持ったので、他自治体の事例も含めて調べてみたいと思います。
「市民が気軽に話せる場所」自体が必要
今回のサロンについて、「市に意見を言いたくても、パブリックコメントなどは少し敷居が高い」という話も出ました。
市長や議員、市民、事業者などが、もっと日常的にまちづくりについて話せる場所があってもいいのではないかと思います。
市が開催する大規模な説明会だけでなく、少人数で「こんなことができたらいいね」と話せる場所が街の中にいくつもあることも、まちづくりの一つだと思います。
今回開催してみて、私自身も「市民の皆さんから直接話を聞くことで、普段の議員活動だけでは気づけない課題がたくさんある」と改めて感じました。
今後もこのサロンを継続し、ここでいただいた意見の中から、議会で質問できるもの、市に確認できるもの、実際に形にできそうなものを一つずつ調べていきます。
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!
次回の「平塚まちづくりサロン」
第2回
2026年9月26日(土)
13:15受付開始
13:30〜15:00
会場
ひらしん平塚文化芸術ホール 文化芸術支援室
参加費
500円(お茶・資料代)
事前申込は不要ですが、フォームからもお申し込みいただけます。
第3回
2026年10月24日(土)
13:15受付開始
13:30〜15:00
会場
ひらしん平塚文化芸術ホール 小会議室
参加費
500円(お茶・資料代)
事前申込は不要ですが、フォームからもお申し込みいただけます。
一方的な市政報告会ではなく、「こんなことを改善してほしい」「こんな平塚になったらいいな」と皆さんで気軽に話す会です。
具体的な意見がなくても、聞くだけの参加も大歓迎です。事前申込は不要ですので、当日直接会場へお越しください。
これからも皆さんの声を市政につなげながら、一緒により良い平塚を考えていきたいと思います。
